糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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糖尿病とがん


監修:国立がん研究センター中央病院  総合内科・歯科・がん救急科 科長 大橋 健先生

がん治療の見通しがたったら


がん治療に見通しがつく頃、糖尿病の治療も徐々に変更されます。糖尿病治療の本来の目的にあった適切な治療が、血糖コントロールの状態に合わせ選択されます。しかし、長期にわたり血糖値に影響を与えるがんもあります【表】。特に、消化吸収や糖の代謝に関係する臓器のがんの場合は、その影響が顕著です。
 

 

すい臓がん すい臓はインスリンを分泌する臓器だけに、切除の影響は大きいといえます。すい臓を全部取ってしまった場合にはインスリン注射が必須となりますし、低血糖が起こりやすいなど、血糖コントロールが難しくなるケースもあります。がんの主治医のみならず、糖尿病の主治医ともよく相談するようにしましょう。
胃がん 胃を取ってしまうと、食物が急速に小腸に流れるようになるため、食後に急激な血糖上昇が起こります。その血糖値に対応するためにたくさんのインスリンが分泌されますが、それがかえって低血糖の原因になることがあります。
肝臓がん(肝硬変) 肝臓は血糖値を一定に保つために糖(グルコース)の量を調整している大切な臓器です。しかし、肝臓がんの患者さんは、肝硬変を合併していることが多く、肝硬変の場合、肝機能の低下によりうまく血糖値が調整できず空腹時血糖が低めになったり、食後高血糖が起きやすくなります。また、肝臓で代謝される経口薬が使いにくいことから、インスリン治療が選択されることが多くなります。


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