糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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監修:川崎医科大学
糖尿病・代謝・内分泌内科学 加来 浩平先生

 糖尿病になると、血液中のブドウ糖の割合(血糖値)が高くなりすぎてしまう状態になります。

 この血糖値を下げるためには、「インスリン」 が必要なのです。インスリンの作用が不足したり、インスリンの分泌量が減少したり、あるいは両方が同時に起こったりすると、血糖値が高くなってしまうと考えられています。

 インスリンは、生きていくために不可欠なホルモンです。インスリンを自分でほとんどつくれない1型糖尿病患者さんでは、発症早期からインスリン療法が必要です。

 2型糖尿病患者さんでは、すい臓を刺激してインスリンを分泌させるお薬が効かなくなったら、インスリン療法をはじめることが一般的です。しかし、最近では疲れ切ったすい臓を休ませることを目的として、早めにインスリン療法を開始することも増えてきました。
 

 

 インスリンは確実に血糖値を下げるホルモンですから、治療の効果は高いと言われています。しかし、「注射は痛い」というイメージがあり、なかなかインスリン療法を始めることができないひともいます。
 しかし、インスリン注入器の注射針は直径約0.23~0.25mmとかなり細く、痛みは少しチクッとする程度です。また、最近の注入器はペンのような形なので、詳しく知らない人が見た場合インスリン注入器と気づかないような外観です。

 実際に、インスリン療法を開始した66人の患者さんに、「インスリン療法を始めた時期」についてアンケート調査を行ったところ、86%の患者さんが「もっと早くすべきだった」「少し早い方が良かった」「ちょうどよかった」と答えられていました。
 



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