糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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監修:国立がん研究センター中央病院  総合内科・歯科・がん救急科 科長 大橋 健先生

糖尿病とがんになる


糖尿病とがん、2つの病気を同時にもつ背景としては大きく3つあります。
① 糖尿病の患者さんが、がん検診などでがんが見つかる場合
② がんが見つかり、詳しい検査を行う中で糖尿病と診断される場合
③ がんの治療により(主にステロイドなどの影響で)糖尿病を発症してしまう場合

糖尿病とがんの両方をもっていると、糖尿病ではない人に比べ、がんの治療にもさまざまな影響が出てくることがあります。例えば、血糖値が高いままだとがんの手術をすぐに受けられなかったり、進行した糖尿病合併症があると抗がん剤の副作用のリスクが高かったりと、最善のがん治療を選択できないことがあります。

一方、がんの治療は糖尿病にも影響を及ぼします。血糖コントロールに影響を与える主な要因には次のようなものがあります。
 

  • 抗がん剤などの副作用による食欲低下
  • ステロイド(抗がん剤治療に対する吐き気止めとしてよく用いられる)による高血糖
  • 手術のストレスによる全身的な影響
  • 胃やすい臓の切除などによる影響


したがって、がんが見つかる以前に行っていた糖尿病の治療を、がんになった後は変えていく必要があることをまず理解しましょう。自分の血糖値の状態がどう変化するのかを把握し、その変化に応じて糖尿病治療を強化・継続していくことが大切です。
 



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