糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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高峰さん 今週も山に登ってきました。

堀先生 下山後の血糖値はいかがでしたか。(記録紙を見ながら)90mg/dLですか、良好ですね。

高峰さん 下山後のご褒美のおやつをやめたので、血糖値もばっちりです。
先生のところに通い始めて、食事の摂り方、運動のタイミングや時間など具体的な指示を頂けてよかったです。

堀先生 食事に気をつけて下さい、運動して下さいって言われても、どうすればいいのかは、それぞれの人で違いますからね。

高峰さん 以前は、自分に都合のよい食事や運動をしていました。あの頃は、食事療法や運動療法の本当の意味がわかっていませんでしたね。

堀先生 高峰さんは初診の際、病歴や職歴など細かく書いたものをお持ち下さいました。几帳面な方だなという印象で、きっと目標を達成できると思いましたよ。

高峰さん 当時は、薬を飲んでいるのだから、少々食べても大丈夫!と思っていました。それに運動はジム通いなどの、ハードな運動ばかり考えていました。

堀先生 病院のスタッフと生活を見直しながら、一つひとつ改善されましたね。

高峰さん 運動も食後に30分ずつ。朝昼晩、軽い運動を続ければ大丈夫って言われびっくりしました。考え方がずいぶん変わりましたね。

堀先生 大好きな登山を元気で続けてもらいたいと思います。そのためには、登山中に血糖値をみながらインスリンや補食の量を調節していけば大丈夫。登山後のご褒美のおやつも、血糖自己測定をすることで自粛できるようになりましたね(笑)。

高峰さん ついつい、他の人が食べていたら、自分もご褒美!なんてね。先生の仰るように、残った補食はご褒美にせず、次回の登山の補食に回しています。
登山の記録だけでなく、食べたものの記録も、帰宅後すぐにしています。病院のスタッフの方に「細かなことまで記録しておいたら、何に気をつければよいかわかりますよ」と言われましたが、本当にそのとおりでした。

堀先生 山の仲間の方々には糖尿病のことはお話してあるのでしたね。

高峰さん 低血糖時には助けてもらう必要があるので話しました。糖尿病でインスリンを使っているって言ったら、びっくりしていました。でも、今後もずっと一緒に登山を続けようなって言ってくれて。うれしかったですよ、本当に。

堀先生 血糖コントロールもずいぶん良くなったし、あともう一歩ですね。

高峰さん やっぱり、血糖コントロールが良くなると気持ちに張りが出ますね。絶対このままでは終わらないぞって(笑)。

堀先生 努力すれば糖尿病は、必ず良くなります。

高峰さん 先生は厳しいけど、努力すれば褒めてくれます。それがうれしい。さあ、治そう!インスリンから離脱しよう!と思います。一日も早く「お世話になりました。卒業します。」って挨拶できるようにしたいって思います(笑)。

堀先生 そうですね。今はいろいろな種類のインスリンがあるので、患者さんにあった治療法を選べる時代になってきています。焦らずゆっくり、真面目すぎずに、これからも頑張っていきましょうね。

一生懸命になりすぎず、ご褒美も用意してがんばりましょう。

堀 恭子 先生
医療法人 山の手内科クリニック 理事長
日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会専門医、日本内科学会認定医
病気だけでなく、患者さんの痛みや希望にも配慮してくれる。患者さんに喜んで頂ける指導の実現はスタッフのおかげと、周囲への感謝の意も忘れない。糖尿病教室での低カロリーでおいしいスイーツレシピも人気。

 

山あり谷ありの糖尿病治療。
だから克服の喜びをめざす。

高峰 岳雄 さん(仮名)
2型糖尿病をインスリンで治療中。定年を機会に近医を訪れ、糖尿病専門医の堀先生と出会う。学生時代からラグビー部、山岳部で活躍したスポーツ万能な甘党。家族や仲間の理解と励ましと支えが、素敵な笑顔の源。晴れやかな頂上をめざし、一歩一歩前進する毎日。

監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
東京女子医科大学
糖尿病センター センター長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
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