糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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和田先生 佐々木さんは、最初は高血圧で通院されていましたね。

佐々木さん はい、かれこれもう30年以上も前ですね。

和田先生 血圧の管理をしているうちに、血糖値がだんだん高くなってきましたね。

佐々木さん そうです。でも、私は家族に糖尿病患者がいたので、「ああ、糖尿病か」くらいであまり驚きもなかったですね。

和田先生 長期に診ている患者さんでは、ある日突然に糖尿病というより、少しずつ数値が上がってきて、やっぱり糖尿病ですよ、という方も多いんです。

佐々木さん あの頃は、糖尿病はすぐに治るだろうと思っていましたよ。でも、なかなかそうはいかない(笑)。

和田先生 合併症もないので、今は血糖値をコントロールすることが佐々木さんにとっては一番大切ですね。

佐々木さん 仕事関連である団体の役員をしていた時は、会合が連日連夜。その後には必ず酒宴がありました。その時の食事管理が一番大変でした。外食が多いので、どうしても血糖値が悪くなってしまうんですね。

和田先生 働き盛りでしたし、役職に就くと、なかなか断れない席もあったでしょう。食事と生活指導のための入院で、いろいろ学んだと仰っていましたね。

佐々木さん あれはためになりました!私より糖尿病が進んだ患者さんも同じ病室にいらっしゃいました。先輩患者さんの様子を見たり、話を聞いたりしたことが、とてもよかったと思っています。自分の体のことを、改めて考える時間が持てましたね。

和田先生 入院の効用ですね。食事や運動の仕方だけでなく、いろいろな患者さんの様子を見てくるのも大切なことです。

佐々木さん 私は、糖尿病患者さんは、みなさん早いうちに一度入院して、いろいろな患者さんに出会うのは良い経験になると思います。糖尿病を放っておくとどうなるか。血糖コントロールが良くなると、どんなに体が楽になるか。自分の目で見て、耳で聞いてきたのは本当によかったと思っています。
それから、もう一つ大切なのは定期的な通院。先生に定期的に会って、検査結果を話し合うのは大事なことですね。

和田先生 長い付き合いだと、言いたいことも言いやすいけど、時々は甘くもなります(笑)。

佐々木さん でも、先生に会って検査結果を聞いて、悪ければ何とかしなくてはと、運動や食事に気をつかって努力をしますが内緒で違反もします。結果がよい時には、先生も一緒に喜んでくれる。この繰り返しですが、これが大切なんでしょうか。

和田先生 患者さんそれぞれの生活スタイルがあるので、それらに合う方法で、食事療法と運動療法を取り入れていくことをお手伝いしています。たとえば、食べ過ぎた日の翌日は、いつもより食事の量を減らしてみたり、運動を多くしてみるなどですね。メリハリをつけて生活をすることは、良いことだと思います。検査結果が良くても悪くても、共に歩んでいくのですから。

佐々木さん これからも、叱咤激励よろしくお願いいたします。

メリハリをつけた生活で、
治療の継続を

和田 成雄 先生
和田内科医院 院長
日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本内科学会認定医、日本老年病学会専門医
糖尿病患者さんは、みなさんそれぞれ一生懸命、食事療法や運動療法が続くよう努力をしている。その頑張りを持続させるお手伝いをするのが、私たち医療従事者の大事な仕事と、背の高い先生は、ちょっぴり背をかがめて、患者さんの話に耳を傾ける。

 

明るく、ストレスの
たまらない毎日を

佐々木 照 さん
2型糖尿病を経口薬で治療中。明るく快活で、人望もある佐々木さんは、和田内科医院の患者会(和の会)の二代目会長も務めた。ユーモアを交えたお話は、聞く人みんなを楽しませる。シャキッとしたその姿はまさに京の都の旦那衆。

監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
東京女子医科大学
糖尿病センター センター長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
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