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糖尿病で使用する注射薬は、高温になったり、凍らせたりすると、成分が変化してしまい、効果の出方が変わることがあります。暑い時期や場所で適切に保管する方法や、寒いところで凍らせない工夫など、具体的な保管方法をご紹介します。

 

 

  • 注射薬はそれぞれ保存方法、使用期限や使用開始後の使用可能日数が異なります。
  • ご自分の使っている注射薬の保存方法、使用期限と使用可能日数を、改めて確認しておきましょう。
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    冷蔵室内でも、直接冷風が当たると製剤が凍ることがあります。冷風の当たらない場所に置くようにしましょう。

     

    おススメの保管場所と保管方法

  • ドアポケット
  • バターケースや玉子ケース
  • 外箱入りならそのまま保管(使用期限が記載してあります)

  • 上記の場所でも、一緒に入っているジュース等の液体が凍っていたら、注射薬も凍った可能性があります。

     

    それぞれの製剤の保管方法に従いましょう。また、使用日数にも注意し、使用可能日数を過ぎたものは廃棄して下さい。

     

    高温にならないように、また夏でも凍らないようにする工夫が必要です。

    工夫例

  • 保冷剤は冷蔵庫で冷やす(冷凍庫で凍らせた保冷剤では注射薬が凍る場合があります)。
  • 注射薬をタオルでくるみ、保冷剤と一緒に厚みのある袋(保冷バッグなど)に入れて
    持ち歩く。
  • ペットボトルの冷たい飲み物と一緒に注射薬をバッグに入れる。
  • 注射薬をビニール袋に入れ、濡らしたタオルで包む。
  • 保護と保温を兼ねたケースなどに入れる。
  • 窓際
  • プールサイドや海辺
  • アスファルト
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    直接、外気に触れないように気をつけましょう。

     

  • タオルに包んで持ち歩く。
  • 身につける場合には、上着の内ポケットに入れる(外側のポケット内だと凍ることがあります)。
  • 携帯カイロや暖房器具に直接あたらないよう注意しましょう。
  • 飛行機では、機内に持ち込む(手荷物として預けない)。
  • 停電時には、冷蔵庫を出来るだけ開けないようにして、温度が上がるのを防ぎましょう。
  • 震災時など温度管理が難しい時は、自分の身につけて持ち歩きましょう。
  • 糖尿病の注射薬が暑くなりすぎたのではないか?凍ってしまったのではないか?ヒビが入ったのではないか?と不安に感じた場合は、新しい製剤に取り換えて使用しましょう。

     

     

    東京女子医科大学 糖尿病センター
    尾形 真規子

     

     

    次回は「シックデイとインスリンの調節」をお届けします。

    監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
    東京女子医科大学
    東医療センター 病院長

    編集協力
    岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
    (東京女子医科大学糖尿病センター)
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