糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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体調が悪い時(シックデイ)には、食事の量や回数が変わることが往々にあります。そんな時、インスリン量はどのように調節すればよいのでしょう。 体調不良時の対処法をご紹介します。

 

 

  • 発熱、嘔吐や下痢、または食欲不振などで、食事が普通にできない時のことを「シックデイ」と言います。
  • シックデイでは、血糖コントロールがうまくできない場合が多く、普通の日とは異なります。
  • 病気などのストレスが加わっているため、普段より血糖値が上昇することが多くなります。
  • 食事を摂っていなくても、血糖値が上がりやすい状態になってしまいます。
  • 発熱での発汗、嘔吐や下痢で体内の水分が出てしまうため、さらに脱水や高血糖が起こりやすくなります。

 

水分補給

  • 1日に2Lをめざして、水分を摂るようにします。
  • スポーツドリンク、スープ、水やお茶など、飲めるもので構いません。ただし、甘い飲み物はさらに高血糖になるので注意して下さい。
  • 冷たい牛乳や炭酸飲料は控えましょう。

 

 

血糖自己測定

  • こまめに血糖測定をしましょう。

食事

  • おかゆやうどんなど消化のよい物を、絶食しないように、少しずつでも摂るようにします。
  • アイスクリームやシャーベット、ゼリー状栄養食品などの口当たりのよいものを摂ってもかまいません。

大切なことは自己判断でインスリンを中止したり、減量したりしないことです。
わからない時は遠慮しないで、血糖値やシックデイの症状、食事の量などを主治医に連絡し、指示を受けるようにしましょう。

 

    1型糖尿病の方

  • インスリンを自己判断で中止しないで下さい。
  • 食事の量や、血糖値によってインスリンの量を調節します。

 

    2型糖尿病の方

  • 糖尿病の状態や、シックデイの病状、摂れている食事の量などにより、インスリン量の調節が必要な場合があります。
  • 食事がいつもの半分程度食べられる場合には、いつも通りにインスリンを使って下さい。

 

  • 食事が全く摂れない
  • 嘔吐や下痢がひどく半日以上続く
  • 高熱が2日以上続く
  • 高血糖が1日以上続く
  • 体重が急に大幅に減る
  • のどの渇きがひどく、水分をたくさん摂り、尿がたくさん出る
  • 尿の出が少ない

 

シックデイは、誰にでもあることです。大事なのは、日頃から主治医と少しでも調子の悪い時にどうするかを話し合っておくことです。シックデイについての対処について不安があれば、主治医に連絡して、指示をもらうようにしましょう。

 

 

東京女子医科大学 糖尿病センター
三浦 順之助

 

 

次回は「高齢者とインスリン」をお届けします。

監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
東京女子医科大学
糖尿病センター センター長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
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