糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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現代社会に生きることそのものが、高血糖のリスクと言えます。その理由は――。

理由その1
24時間営業のコンビニエンスストアや深夜まで営業する飲食店の存在

その気になれば、いつでもどこでも食事ができるということは、過食や不規則な食習慣を招きやすいということです。忙しいからと食事を抜いて次でドカ食いするのも血糖値急上昇のもと。

また、夜遅くに食べてすぐ寝れば、血液中の糖が使われないままになり、高血糖状態が続きます。


理由その2
血糖値を急上昇させる食品がいっぱい

血糖値を上げるのは食品に含まれる糖質です。なかでも体に吸収されやすい糖をたっぷりと含むのが、甘い菓子やジュース、精製した穀類、すなわち白米や白パンのような白い炭水化物です。白米をすりつぶした粉が原料のせんべいは、甘くなくても血糖値を急上昇させるので要注意。

逆に食物繊維が多い野菜や海藻類などは血糖値の急上昇を防いでくれます。外食がちであまり野菜がとれないうえ、めん類にご飯をつける、といった炭水化物"重ね食い"のランチが定番になっていたら、危険だという自覚を持ってください。
 

理由その3
交通網の発達とデスクワーク中心の生活

移動は車が中心、仕事の打ち合わせはメールや電話でほとんどすんでしまうから、パソコンの前に座りっぱなし――。これといった運動をしていなければ、糖がエネルギーとして使われず余ってしまいます。
 

理由その4
ストレス過多

ストレスによって分泌されるアドレナリンなどいくつかのホルモンには、血糖値を上げる作用があります。

こうした現代社会がかかえるさまざまな問題点に加え、加齢や遺伝といった不可避な要因、肥満や高血圧といった生活習慣に関連する要因が影響し合い、血糖値はどんどん上がりやすくなっていきます。

あなたに迫る高血糖のリスクを、下の表でチェックしてみましょう。
 

症状が出てからでは遅い
 

高血糖がジワジワと体にダメージを与え続けていても、多くの場合、すぐに症状が現れるわけではありません。それはなぜでしょうか――。

上がった血糖値は、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンによって速やかに下げられます。インスリンの分泌量が足りなくなったり、インス リンの効き目が悪くなる(インスリン抵抗性が高まる)と糖尿病を発症しますが、膵臓はギリギリまで音をあげない「沈黙の臓器」。糖尿病を発症する10年以 上も前から機能低下が始まっているにもかかわらず、がんばって働いてくれます。

糖尿病の典型的な症状とされる口渇、多飲、多尿、体重減少が見られるころには、もはや膵臓は正常時の半分程度しか働いていないと考えられます。しか も失われた機能を取り戻すのはなかなか難しい――。これが「糖尿病は治らない病気」と言われるゆえん。症状が出てからでは遅いのです。

とはいえ、早期に生活習慣をあらため、必要に応じて薬物療法を続けていけば、さまざまな合併症に悩まされることなく普通の生活を続けることが可能です。
 

 

  



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