出身国:チェコ
生年月日:2003年1月19日
得意分野:オールラウンダー、
ステージレース、
パンチーショート
クライマー
1型糖尿病発症:15歳
チーム加入歴:3年
出身国:チェコ
生年月日:2003年1月19日
得意分野:オールラウンダー、
ステージレース、
パンチーショート
クライマー
1型糖尿病発症:15歳
チーム加入歴:3年
"Winners are not afraid of losing. Failure is part of the
process of success. People who avoid failure also avoid
success."
「勝者は負けることを恐れません。失敗は成功のプロセスの一部です。失敗を避ける人は成功も避けてしまいます。」
2022年、チーム ノボ ノルディスクで素晴らしいデビューシーズンを過ごしたチェコのスター、21歳のマティアス コペッキ選手は、2023年も、ツアー・オブ・ポーランドなどのワールドツアー開催を含めて、数多くのレースでトップ10フィニッシュを果たしました。その栄誉に甘んじることもなく、9月のヨーロッパ選手権ロードレースでもトップ5入りを果たし、人々を驚かせました。この結果は、彼の若いキャリアの中でも特筆すべき最高の栄誉となりました。
コペッキ選手は、チェコのU19ロード部門で元全国チャンピオン、タイムトライアル部門でも強豪クラスという実績を引っさげて、2022年、19歳でプロ入りしました。同年、ツアー・オブ・ブルガリアのプロローグで2位、ツアー・オブ・ロードスのステージ2で3位という好成績を収めるなど、素晴らしいプロ生活のスタートを切りました。どのレースでも、1位との差は1秒にも満たない僅差でした。つまり、あとほんのわずかの差で、プロデビュー戦でいきなり初優勝、そしてデビュー初年度全勝という偉業に手が届きそうな、特筆すべき成績だったのです。
2021年、コペッキ選手は18歳でロードレース全国優勝を果たしましたが、その2日前にはタイムトライアル個人の部にも出場しており、わずか3秒差で惜しくも2位となっていました。あと少しでチェコの全国選手権2冠に輝くところでした。
彼がチームの目を引く存在になったのは、2021年にフランスのカーンで行われたタレントIDキャンプに参加したのがきっかけでした。その後、世界選手権と国内選手権の両方で結果を残し、すぐにその潜在能力を証明してみせました。
オランダのロッテルダム生まれのコペッキ選手ですが、父方の国籍によりチェコ共和国の代表となっています。8歳でサイクリングを始め、すぐに自転車の魅力に取りつかれました。活動的な家庭で育った彼は、シクロクロスのレースに出場するようになり、その後ロードに転向しました。
コペッキ選手は15歳の時に1型糖尿病と診断されました。それでも彼は挫けませんでした。協力してくれる家族や友人など、たくさんの頼もしい人たちに囲まれていたのも幸いしました。診断を受けた時、彼が最初に思ったことは「週末のシクロクロスのレースはどうしよう?」でした。
糖尿病の管理と付き合い方について学んでいくうちに、コペッキ選手はチーム ノボ ノルディスクの存在を知りました。チームのCEO 兼 共同創設者のフィル サザーランド氏の逸話や、糖尿病の変革に向けてメッセージを発信しながら世界各地を転戦する、インスピレーションあふれる自転車競技のアスリートたちの存在を知ったのもその時です。
コペッキ選手は、自分はチェコ人とオランダ人のハーフで、チェコ代表を選んだと述べています。兄と妹が1人ずつおり、いずれもエリートレベルの自転車競技選手です。兄はベルギーのU23で3年目の選手で、現在はUCIコンチネンタルチームに所属しており、妹はオランダのU19チームに所属しています。「自転車好きは遺伝する」の格言どおりの家族です。
自転車以外では、コペッキ選手は家族や友人と過ごす時間を楽しんでおり、いつか自由な時間が増えたらギターを始めたいと思っていますが、今はレースのことで頭がいっぱいです。
JP24CD00099