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いざという時の備えは万全ですか?災害時にまず頼りになるのは自分自身です。災害時に備え、普段からかかりつけ医と対策を相談しておきましょう
いざという時の備えは万全ですか?災害時にまず頼りになるのは自分自身です。災害時に備え、普段からかかりつけ医と対策を相談しておきましょう
お薬の名前
自分が使用しているお薬の名前はいえますか?お薬の名前は難しくて覚えられないひとも、どのような種類のお薬を服用しているかはもう一度おさらいをしておきましょう。
お薬の準備
いつも自分が服用しているお薬を携帯し、予備のお薬は1週間分を用意しておきましょう。また持ち出しやすいように1カ所にまとめておき、家族にもわかる場所に保管しておきましょう。
自分や家族の安全
タンスや食器棚などが倒れないように固定するなど、家の中の安全を確認しておきましょう。
緊急避難袋
3日間、自分自身で生きるために必要なものを用意しましょう。
避難所の確認
普段から家族で避難場所を確認しておき、まずは身近な安全な場所へ避難しましょう。
家族との連絡
災害時の安否確認方法を家族で相談しておきましょう。
医療スタッフや避難所の責任者に、糖尿病であることを伝えましょう。また、インスリン製剤や飲み薬を服用していることと、現在持ち合わせているお薬の量と普段使用している量を伝え、あとどのくらいもつのかを医療スタッフと確認しましょう。1型糖尿病のある方は、短期間お薬がなくなるだけでも重篤な状態におちいってしまいます。お薬の量が足りないときは、すぐに医療スタッフに相談しましょう。
気分が悪い、発熱、下痢、食欲不振などの体調不良がみられるときは、すぐに医師または医療スタッフに症状を伝えましょう
救援物資の中にはカロリーが高いものもあるので、注意が必要です。おにぎりやバナナ、牛乳などのカロリーを覚えておくと安心でしょう。
1型糖尿病のあるひと:インスリン療法は継続します。
2型糖尿病のあるひと:食事をとれない場合は、インスリンは基本的には中止。半量位食べられるときは通常の半分を注射します。不安な時は食べた後に注射してもかまいません。
*自己判断で注射をやめてはいけません。医師または医療スタッフに測定値や症状などを伝え、適切な指示をもらいましょう。
トイレの回数を減らすために、水分を補給しない状態が続くと、代謝が悪くなり体のさまざまな部分に悪影響を及ぼします。水分はしっかりとるように心がけましょう。
普段食べなれていない食事になることもありますが、食事の大体のカロリーを普段から意識して計算できるようにしておきましょう。救援物資の中にはカロリーが高いものもあるので、注意が必要です。自分で食べる量を調整しましょう。
災害時には、頻繁に測ることは難しくなりますが、機会があれば積極的に測定をしましょう。
飲み薬やインスリン注射などの薬物療法は、自分の判断で中断しないようにしましょう。食事内容が変わることで低血糖が心配される場合は、医療スタッフに相談しましょう。
うがい、手洗いを行い、マスクの着用を心がけましょう。
避難所などでは、普段と比べ運動量が極端に減ってしまいます。時間を決めて軽い体操を心がけましょう。
不安やなれない環境でストレスがたまってしまいます。散歩をする、周りのひとやカウンセラーと話をするなどして、ストレスをためないよう心がけましょう。
日本糖尿病協会、日本糖尿病学会、日本医師会、厚生労働省では、災害時における糖尿病関連の情報をホームページで紹介しております。
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