●脱衣室
裸になると皮膚温が下がり、末梢血管が収縮して血圧が上がります。
●浴槽
浴槽に入ると温熱効果で血管が拡張し、血圧が下がります。水中では水深1cmにつき1g/cm2 の水圧がかかります。この圧力で静脈やリンパ管から心臓に戻る血液が増え、心臓や肺に負担がかかります。長時間、高温のお風呂に入ると、発汗により脱水や熱中症になります。
●出浴時
お風呂から上がると血管が拡張していたのに加え、水圧がなくなることで起立性低血圧を起こしやすく、転倒・失神の原因になります。
●その他
入浴では10分間に30~40キロカロリーのエネルギーが消費されると言われています。血糖値を下げる薬を使っている人は低血糖を起こすことがあります。また、アルコールによる血圧低下で眠くなり、事故に繋がることもあります。
No.7