Go to the page content
3 min. read

手軽にクッキング

果物の摂り方

No.14

1日当たりの摂取目安量・食べ方

目安量は1日80kcal以内で、バナナなら1本、リンゴなら半分、キウイフルーツなら1個程度です(表)。簡易的に目安量を把握する場合は、「握りこぶし1個分」に収まる程度を目安にしましょう。複数種類食べたい場合は、それぞれの分量を調整することが必要です(例:バナナとりんごを両方食べたい場合→1日当たりバナナ半分とリンゴ1/4個)。

食べるタイミング

朝食・昼食・夕食のいずれか、または間食で適宜取り入れましょう。夜遅い時間帯の摂取は、夜間の高血糖や中性脂肪の増加、肥満に繋がる可能性があるため控えましょう。
ライフスタイルにより、夕食が夜遅くなる方は、朝食・昼食もしくは間食での摂取がお勧めです。

ドライフルーツや果物ジュースは?

ドライフルーツや缶詰の果物は、ビタミンの含有量が少なく糖度が高く、「嗜好食品」(菓子類と同じ)に分類されます。また果物ジュースは消化吸収が速いため、ドライフルーツや缶詰の果物と同様に血糖が急速に上昇することが考えられます。これらの食品は、果物として摂取することは控えましょう。

豆知識

果物は食物繊維やビタミン、ミネラルを補給することができる食品です。しかし、食べ方により、血糖値の上昇や中性脂肪の増加、肥満を招く場合があります。
そのため目安量を守って食べ方を工夫し、上手に取り入れていきましょう。

武藤 友香
東京女子医科大学病院 栄養管理部

監修
東京女子医科大学 糖尿病センター 内科
教授・講座主任
馬場園哲也

編集協力
北野滋彦、中神朋子、三浦順之助、柳澤慶香
アイウエオ順

 

JP23DI00182