Go to the page content
3 min. read
3 min. read

編集後記

熊本県熊本市にある陣内病院を訪ねました。
糖尿病を総合的に診る治療センターとして1977(昭和52)年開設以来、一貫して糖尿病治療に取り組んでいる病院です。ニコニコと笑顔で陣内秀昭先生が登場です。大島完治さんは背が高く、立派な紳士という印象です。川口はるみ看護師も合流して、さあインタビュー開始です。

大島さんは患者会の会長でもあります。楽しく、勉強にも、治療の一環にもなる患者会のお話は尽きません。コロナ禍で活動が途切れてしまったのが、本当に残念そうです。コロナが明けたら、あれもしたい、これもやってみたいと次々お話が盛り上がります。

医療従事者と患者さんという枠を超えて、皆さん家族ぐるみのお付き合いのようです。大島さんは様々な年齢や性別、病状や環境の中で、治療を続けているほかの患者さんの手助けになるように、企画をたくさん考えています。陣内先生も川口看護師も、医療従事者としてだけでなく、一参加者の目線でアドバイスやサポートをしています。長く糖尿病治療に力を注いてきた病院の底力を感じました。みんなで協力して、助け合う。苦しいこともあるけれど、それに打ち勝つには楽しみも笑いも大切。先生の笑顔がそう語っているように思いました。

監修
東京女子医科大学 糖尿病センター 内科
教授・講座主任
馬場園哲也

編集協力
北野滋彦、小林浩子、佐伯忠賜朗、中神朋子、花井豪、三浦順之助、柳澤慶香
アイウエオ順

JP23DI00182