ジャスティン モリス
Justin Morris
[日本語テキスト]
*本動画はジャスティン モリスさんの個人的な体験に基づくもので、個人的な見解や感想を述べています。全ての糖尿病のある方を代表するものではありません。
こんにちは、ジャスティン モリスです。「糖尿病とともに生きるブログ」をお届けします。
子どもの親になってから、生活は変わりました。特に1型糖尿病のある親となったことで、私は多くのことを考えました。もし親になっていなければ、そのように考えなかったと思います。もし自分の子どもに1型糖尿病があったら、どうするだろうとも思いました。自分が幼少期に親とともに経験したことを振り返りました。
このことを少しお話ししたいと思います。そして皆さんに何か参考になればと思います。
私がそして1型糖尿病のある親御さんが気にかけているだろうことのひとつが、子どもへの遺伝のリスクです。このことが私が子育てをする上で苦しみの原因となっていたかもしれません。しかし人生にはさまざまなリスクが伴うものだと考えるとどうでしょう。
1型糖尿病もそうしたリスクのひとつならば、もちろん私は子どもをケアすることができます。そしてそれに伴って派生することに対処する準備も整っています。もしそうなったとしても、私はポジティブなロールモデルとなることだけに集中します。
しかも今の私たちには、1型糖尿病とともに生きるための素晴らしい手段があります。
1つは この病気に対処するための優れた技術と薬があります。
2つ目は もし子どもに糖尿病があっても素晴らしいロールモデルがたくさんいます。
最近 私と妻が取り組んでいるのが、子どもによくある食べ物の好き嫌いです。今では
子どもに食べ物を無理強いしないことが好き嫌いの解決方法のひとつとされています。子どもが自然に食べたいと思うまで待つのです。そしてそれは1型糖尿病のある子どもの親にも大事な考え方だと思います。
私は10歳くらいの頃、1型糖尿病の診断を受けて辛かったことを覚えています。親はいつも私をサポートし、励まし、血糖値をチェックしてくれました。しかし決して過保護にはならず、糖尿病の管理を私に無理強いしませんでした。
そのおかげで私は自立し、自分でこの病気に対処する自信を得たのだと考えています。
子どもの自立を促すこと。無理にスキルを身につけさせようとするのではなく、子どもからスキルを引き出すよう努めること。それこそが1型糖尿病のある子どもの親となるかもしれない方にとって、大事なメッセージだと私は思います。
1型糖尿病のある親にとっても、1型糖尿病のある子どもの親にとっても、大事なメッセージとは、怖れによって喜びを奪われてはならない、ということだと私は思っています。
<動画内スライド1>
1型糖尿病のある親として子どもを育てること
あるいは1型糖尿病のある子どもを育てること
それは恐怖?? それとも喜び?
考えるべきこと...
ヒント:きっと大丈夫。
<動画内スライド2>
子どもに糖尿病が遺伝したらどうする??
-
あなた自身が素晴らしい手本となります!
-
1型糖尿病があっても問題なく過ごすことができる素晴らしい技術を利用できます
- 1型糖尿病とともに力強く生きるための模範となる素晴らしい人々が世界中にたくさんいます
<動画内スライド3>
1型糖尿病のある子どもを自由に育てましょう
-
何かを無理強いするのはとても難しいことです
- 1型糖尿病の管理には命令ではなく 説明が必要です
- 安全に でも精一杯の努力/成長を促しましょう
<動画内スライド4>
怖れによって喜びを奪われないこと!
[英語テキスト]
Konnichiwa. It's Justin Morris here with another Diabetes Insight
vlog.
Since becoming a parent, my life has definitely changed.
Especially becoming a parent with type 1 diabetes, it's made me think
about a lot of things that I probably wouldn't otherwise think about.
One thing that also has been in my mind is thinking about what if I was a parent of someone with type 1 diabetes. I've been reflecting upon the experience I had when I was young, with my parents.I wanted to chat a little about this and see what you might take from my experiences of being a parent with type 1 diabetes.
One thing I stress about, and I know a lot of parents with type 1
diabetes stress about, is the risk of whether you are going to pass on
this disease to your child. I think about this, and it was maybe
something that caused me a lot of pain in parenting. But when you put
it into perspective of all the risky things that can happen in life;
if type 1 diabetes is the one that happens to my child, I know I am
prepared to care for him and care for the ramifications.
I can just focus on being a positive role model if this does happen. And the great thing we have now, in life with type 1 diabetes: number one, great technology and medication to deal with this condition; and number two, amazing role models all around the world to be able to enable a great life despite this challenge, he might now have.
One thing my wife and I have been dealing with lately is picky
eating, which is very common in toddlers.
Now, one of the
strategies that's recommended to deal with picky eating is to not
force the food on the child. You have to let the desire come
naturally.
Now, I think this is a relevant strategy for someone
who is a parent of a child with type 1 diabetes too.
I remember when I was young, about 10, 11 years old, struggling with my initial diagnosis of type 1 diabetes, and my parents would support me, encourage me, and they would check my blood sugar, but they wouldn't be overreaching and force the management of my diabetes on me. I think that gave me a good independent attitude and assuredness that I had the skills to handle this condition myself.
I think that's a good message for someone who might be a parent of someone with type 1 diabetes, to try to encourage the autonomy, try to encourage the skills to come from them rather than forcing the skills upon them.
Whether you are a parent with type 1 diabetes or you are a parent of a child with type 1 diabetes, I think the main message is, don't let fear take away your joy.
[Text 1]
Parenting with T1D or parenting a child with
T1D..Scary?? Or Joyful?
Some things to think about..
Hint:
It will be ok.
[Text 2]
WHAT IF I PASS ON THIS DISEASE TO MY CHILD??
-
You are a great inspiration for how to manage it!
- We gave
access to amasing technology to ensure they will be ok if they do
contact T1D.
- Around the world now we have so many amazing role
models who thrive with T1D.
[Text 3]
Encouraging liberty in parenting a T1D.
- It’s
very hard to FORCE anything.
- Like with picky eating, T1D
management can be helped with some explanation but not
dictation.
- Enable safety, but encourage stretch/ growth.
[Text 4]
DO NOT LET FEAR TAKE YOUR JOY!
10歳で1型糖尿病と診断されたジャスティンさんは、人生の夢と目標を見失いかけていましたが、糖尿病対策を目的に自転車競技を始め、プロのサイクリストの道へ進むきっかけにもなりました。ロードレースのプロサイクリストとして5年間を過ごし、競技と糖尿病のコントロールを両立させながら世界の5大陸を転戦しました。その間の競技生活から多くのことを学び、競技の中でも外でも困難に対処していく経験と知恵が身に付いたと語っています。
その後、プロ選手を引退してオーストラリアのマッコーリー大学を2015年に卒業し、心理学と教育学の学位を取得しました。大学在学中には、学業だけでなくスポーツ競技でも優れた成績を収めた学生に贈られる「ブルース・アワード」を授与されました。現在もチームSubaru-marathonMTB.comに所属してマウンテンバイクのマルチデー自転車レースに出場しており、変わらぬ健脚ぶりを発揮しています。クロコダイル・トロフィー、シンプソン・デザート・バイク・チャレンジ、パイオニア・イン・ニュージーランド、モンゴル・バイク・チャレンジの各レースで表彰台入賞を果たしています。
2011年からは、自転車競技経験をもとにした情報発信を開始しました。希望と力を与え、逆境を克服するメッセージを世界中の人々に発信し続けています。
連絡先:
Twitter: @JustinMorrisTT1
Instagram:
@justinmorrismdog
LinkedIn: https://www.linkedin.com/in/justin-morris-3a71b4a7/www.mindmatterscoach.com
JP24CD00062