出身国:アメリカ、ペンシルバニ
ア州トレクレルタウン
生年月日:1991年8月7日
1型糖尿病発症:16歳
チーム加入歴 :12年
出身国:アメリカ、ペンシルバニ
ア州トレクレルタウン
生年月日:1991年8月7日
1型糖尿病発症:16歳
チーム加入歴 :12年
One of my biggest goals is to represent my country at the Olympic
Games.
Not only would it be the pinnacle of my athlete
career, but also an incredible platform to inspire, educate and
empower everyone affected by diabetes.
「私の最大目標の一つは、国を代表してオリンピックに出場することです。
選手生活の頂点となる夢の舞台であり、実現できれば、糖尿病とともに生きる人々を元気づけ、治療に積極的に取り組み、それぞれの人生の目標に向けて生きていくことを応援する素晴らしい機会になると思います。」
「自転車はいつも幸せな気分にさせてくれます。自転車のおかげで、プロのアスリートとして活躍できるようになりました。国を代表してオリンピックに出場するという、大きな夢を持つこともできました。1型糖尿病に付き物の不安などを、あまり感じずに過ごせるようになりました。この喜びを他の人とも分かち合い、ベストを尽くして夢を追いかけるよう、周りの皆さんにインスピレーションを与えていきたいと強く思うようになりました。」
マンディ選手は10歳の時、南フロリダ州の自宅近くにあるブライアン・ピッコロ・べロドロームで自転車に乗ることの楽しさを知りました。それからわずか1年足らずで、2003年米国ジュニア女子10歳~12歳のロード全米選手権で2つの金メダル (クリテリウムとタイムトライアル) を含む、3つのメダルを獲得しました。高校時代の始めに、彼女は父親と暮らすためにドイツに引っ越しましたが、その後も耐久ロードレースとトラック競技に数多く参加し続けました。彼女が1型糖尿病と診断されたのは、その頃でした。
高校最後の年を米国フロリダで過ごした後、彼女はペンシルベニア州立大学リーハイバレー校に入学しました。学業と自転車競技を両立させながら、2012年、21歳の時に、自転車競技の焦点をトラックとスプリント競技に移行しました。
現在、ペンシルベニア州アレンタウンで暮らしているマンディ選手は、全員が1型糖尿病とともに生きる選手で構成された世界初のプロ自転車競技チームであるチーム ノボ ノルディスクに所属し、プロ選手として活躍しています。また、米国自転車競技連盟の代表チームのメンバーにも選ばれており、パンアメリカン選手権、UCIワールドカップ、UCI世界選手権など、数々の国際大会で活躍しています。これまで22回の米国ナショナルチャンピオンに輝いたマンディ選手は、女子スタンディング500mタイムトライアル、1kmタイムトライアル、チームスプリントの3部門で米国記録保持者となっています。
学業の方では2014年にペンシルベニア州立大学を卒業し、現在はペンシルベニア州立スミールビジネスカレッジでMBA取得を目指しています。
社会貢献活動の分野においても、TrueSport、テイラーフートン財団、ペンシルベニア州アレンタウンの聖ルカ大学保健ネットワークなど、多くの団体のアンバサダーとして活躍しています。マンディ選手は、世界中の子供たちと、糖尿病とともに生きる全ての人々の模範になりたいと願い、情熱を注いでいます。
糖尿病に関するQ&A
診断をされた時のことを教えてください。
乳酸性作業閾値と血液検査を行いました。すぐに私の血糖値が高いことを告げられて、そのまま病院へ行き診断を受けました。
はじめはどのように感じましたか。
はじめはとてもショックで受入れ難いと感じました。糖尿病のことはほとんど知らなかったので、どうやってコントロールをすれば良いのか、どのように自転車競技を続ければ良いのかと混乱しました。
家族や友達、アスリートの友人らはどのような反応でしたか。
私はとてもアクティブだったのでとても驚いていました。それでも、みんな1型糖尿病のことを知ろうとしてくれましたし、とてもサポートをしてくれました。
自転車競技選手としての道は断たれたと思いましたか。周りの人や医療従事者は何と言っていましたか。
病院では、医師にこれまでのようにトップレベルで競技を行うことはできないだろうと言われました。しかし、私は糖尿病をコントロールする方法を学んだのち、自分自身の人生をコントロールできることを証明しようと決心しました。私は自転車競技が大好きで、私の人生の大部分を占めます。何であろうと私から競技生活を奪わせはしません。
糖尿病とともに自転車競技をすることはどのようなものでしたか。どのように調整をしましたか。
調整にはとても苦労しました。ですが、医療従事者と密に連携をして、血糖値をモニタリングし、どのような種類の食事がどのように血糖値へ影響を及ぼすのかを学んでいきました。試行錯誤の連続でしたが、しばらくすると、自分にとって最善の方法がわかってきました。
スポーツに関するQ&A
どのようなきっかけで自転車トラック競技をはじめたのですか。
父がアクティブなサイクリストでした。また、私がランニングと水泳が大好きだったこと、そしてトライアスロンにも興味があったので、両親がフロリダ州のトラック競技場に連れて行ってくれました。そこが初めてトラックでの自転車の乗り方を覚えた場所です。
いつから競技を始めましたか。
10歳の頃です。
アスリートとして成し遂げたものの中で、最も大きなものは何ですか。
4回ナショナルチャンピオンシップでの優勝 (ロードバイクとトラック競技) 、5回フロリダ州のトラックチャンピオンになったこと、2回大学生ナショナルチャンピオンシップで優勝したことです。
レースや競技をしている中で一番の思い出はなんですか。
たくさんありますが、自分自身の期待値を超えられたとき、さまざまなスキルを学んだり、向上できたりしたときです。
チーム ノボ ノルディスクへの加入
チーム ノボ ノルディスクにはどのように入ったのですか。
チームの選手が私とチーム監督とを引き合わせてくれました。
チームに入ってどのように人生が変わりましたか。 (アスリートとしてまた個人として)
レースや練習で自分のベストを尽くすためには、糖尿病をきちんと管理しなくてはいけないということをより理解することができました。
他の糖尿病をもつアスリートと一緒にレースをすることで、糖尿病とともに生き、競技をする意味について前向きになりました。
主な出場レースと成績
2021
U.S. National Championships, 500m Time Trial 優勝
U.S. National Championships, Sprint 優勝
U.S. National Championships, Keirin 優勝
U.S. National Championships, Team Sprint 優勝
UCI
Track (Sprint and Keirin) 優勝6回
2020
米国キロ新レコード
– Sprints – UCI Track World Cup – Milton,
Canada 6位
USA Cyclingによるオリンピックロングチームへの指名
2019
U.S. National Championships, 500m Time Tria 優勝
U.S. National Championships, Sprint 優勝
U.S. National Championships, Keirin 優勝
Pan American Championships, Sprin 3位
Sprints at World Cup, in Minsk, Belarus 4位
World Championships, Team USA メンバー
2018
Pan American Championships, Team Sprint 2位
World Championships, Team USA メンバー
2017
U.S. National Championships, 500m Time Trial 優勝
U.S. National Championships, Team Spri 優勝
U.S. National Championships, Sprint 2位
U.S.
National Championships, Keirin 2位
Pan American
Championships, Team Sprint 優勝
Pan American
Championships, Keirin 2位
Pan American
Championships, 500m Time Trial 3位
JP24CD00099