23歳のベルギー人でオールラウンダーを得意とするクィンティン デ グレーヴ選手は、シーズン前半で印象的なパフォーマンスを見せたことにより、シーズン半ばで育成チームからシニアにランクが上昇し、2023年にチーム ノボ ノルディスクのプロチームに新しく加わりました。2024年も準備万端整えて、成功への道を歩み続けようとしています。

デ グレーヴ選手は、ベルギーの東フランダース地方のクネッセラーレの出身で、ほとんどの若いベルギー人と同様に自分も自転車選手になりたいという夢を抱いて育ち、最初の競技用のバイクを買ってくれた継父、代父、叔母と一緒に幼い頃から自転車に乗り始めました。

15歳の時にデ グレーヴ選手は下肢の痙攣、尿意切迫感や急激な喉の渇きに悩まされるようになりました。すぐに1型糖尿病と診断され、最初はショックを受けましたが、医師や家族に励まされて再び自転車に乗り、1型糖尿病とともに生きることを受け入れはじめました。

その後まもなく、デ グレーヴ選手は地元のロードレースに参加し、2022年にイタリアで開催されたチーム ノボ ノルディスクのタレントIDキャンプに参加し、2023年には育成チームの選手に選ばれました。

シーズン開幕のヨーロッパのレースで素晴らしいスタートを切った23歳のデ グレーヴ選手は、2023年6月にシニアプロチームに昇格し、8月のデンマークツアーで好成績を収め、その年の10月にはツアー・オブ・ハイナンとジャパンカップにも参戦しました。

デ グレーヴ選手は「自転車から離れている」ことがありません。空き時間には自転車の整備をしたり、恋人のジュスティーヌと過ごしています。