チーム ノボ ノルディスクのマンディ マルクワット選手は、2021年7月15~18日に開催された2021年米国サイクリングエリートトラック全国選手権において、スプリント、ケイリン、500mタイムトライアル、チームタイムトライアルの4つの全米タイトルを獲得しました。今回で22回目の全米チャンピオンとなったマルクワット選手は、500mタイムトライアルとチームスプリントで2つのトラック新記録も樹立しました。
マルクワット選手は、ペンシルベニア州トレクレルタウンにあるバリー・プリファード・サイクリング・センターで行われた4つの競技で、予選では最速タイムを記録し、ヒートレースで全勝しました。
マルクワット選手は次のようにコメントしています。「4日間に渡り4つのスプリント競技 (500mタイムトライアル、スプリント、ケイリン、チームスプリント) に参戦できてとても楽しかったです。次の3週間にわたるエキサイティングなUCIレースに向けて、しっかり睡眠をとって準備しようと思います。米国国内のスプリントタイトルを防衛し、糖尿病を持っていても可能なことを世界に証明できてよかったです。チーム ノボ ノルディスクとスポンサーのサポートに感謝しています。何事も助け合いが大切ですね!」
エリート女子500mタイムトライアルの決勝では、星条旗のナショナルジャージ獲得を目指してマルクワット選手は全力疾走し、トラック新記録を叩き出しました。35秒082のタイムは、カナダのオリンピック選手ロリアヌ ジュネさんの記録を0.1秒上回るものでした。
「その週はジムでピークに達していましたし、ハードなトレーニングをしていたため、トラックの記録は期待していませんでしたが、このような結果を残せて本当によかったです。」と語るマルクワット選手。ちょうど、婚約者のジェイムズ アルボード選手 (エッジサイクリング) がエリート男子1000mタイムトライアルで優勝する姿を見たところです。「ジェイムズがスプリントとチームスプリントでの優勝に加え、初の国内個人タイトルを獲得できて本当に感動しています。思わず涙ぐんでしまいました。いつも私のレースの前なのです。胸がいっぱいです!ジェイムズが一生懸命頑張ってきたから、勝ち取ったのだと思います。」
マルクワット選手は、2016年から5年間にわたって500mタイムトライアルで金メダルを獲得しています。 (2020年の米国トラックナショナルズは感染症の世界的大流行の影響により中止。)
そして、7月16日 (金) に開催されたエリート女子ケイリンでタイトルの防衛に成功しました。
決勝レース後、マルクワット選手は次のように語りました。「辛かったです。やりたいことは分かっていたので、安全に積極的にそして自分の強みを生かして戦術的に走り力を出しきりました。」