18名の選手からなる2022年のチーム ノボ ノルディスクの特徴は、若さと経験のバランス。世界初の選手全員が糖尿病とともに生きるプロサイクリングチームに、従来のメンバーとともにレースや練習に励む若きニューフェイスが4名加わりました。
記念すべき2021年シーズンにも難題や苦戦はありましたが、主な目標は見事に達成しました。3月には、イタリア人のアンドレア ペロン選手とフランス人のシャルル プラネ選手がミラノ~サンレモでブレイクアウェイを披露してシーズンの幕を切って落とし、フィンランド全国選手権のロードレースではヨーナス ヘンッタラ選手が単独優勝を成し遂げて頂点に達しました。
それらはインスリン発見100周年である2021年の目標でした。一瞬の隙をついて、勝利を呼び込む。シーズンの見せ場は決してこれだけではありませんでした。セルビアではメディ ベンハムーダ選手とプラネ選手が力を合わせてトップ10入りを果たし、デンマークではデクラン アーバイン選手が全力を出し切ってリード、ツール・ド・クロアチアの最終ステージではペロン選手が8位に入りシーズン最終日を見事に締めくくりました。サンレモでの快走とヘンッタラ選手がチーム初のナショナルジャージを獲得したことは最高の瞬間でした。
リーダーであるプラネ選手とペロン選手、ダヴィ ロサーノ選手には2022年も引き続きチームの要となってもらいます。育成チームから昇進し新たに契約を交わしたフィリッポ リドルフォ選手、ヤン ドゥナワインド選手とロブ ソーレンス選手、そしてU19チェコのロードチャンピオンのマティアス コペッキ選手もプロチームへ加入します。
ジェネラルマネジャーのヴァシリ ダヴィデンコ氏は次のように述べています。「私たちは前進しています。それが一番大切なことであり、私たちにできるベストなことです。進歩するには、変化を起こし、発展し、学び成長するための環境と機会を与える必要があります。私たちはアスリートのためにこれを実践すると同時に、目標にしています。この度4名の素晴らしい若手選手を迎え入れましたが、これも私たちが10年前から実施している人材育成の一環です。」
「私たちは2021年に高い目標を設定し、サンレモでのブレイクアウェイと全国選手権でのヨーナス選手の優勝という2つの大きな目標を達成できたのは素晴らしいことでした。しかしながら、私たちは重要な節目の1年にもっと多くの結果を出すことを期待していました。次のステップとして2022年は、全ての目標達成のために努めていきます。新人選手と経験豊富な選手たちがそれらに貢献してくれることでしょう。」
チーム ノボ ノルディスクの特徴は、選手一人ひとりが連日世界大会に出場していることです。糖尿病を管理し、最高レベルのプロサイクリングで活躍することでユニークなグローバルコミュニティに希望を与えています。
CEO 兼 共同設立者のフィル サザーランド氏は次のように述べています。「糖尿病はチャンピオンだけを選ぶのです。しかし、もっと肝心なことは、挑戦する覚悟を持ち、目標達成のために何度も障害を乗り越える人を選ぶということです。チーム ノボ ノルディスクの選手は皆そのようなチャンピオンであり、やるべきことをやりながら楽しむという2022年の最大の目標のもとで団結しています。」
「2021年は結果から見れば厳しい一年でしたが、立ち直りの観点から見れば素晴らしい一年でした。私たちはプロフェッショナルであり、経験から学んだ事柄を、私たち本来の攻めのスタイルに立ち戻るための土台作りに役立てます。2022年のテーマは楽しむことです。選手は糖尿病とともに生きる大勢の人々にとってヒーローです。自転車への情熱を通じて彼らが世界中で活躍しながら楽しんでほしいと思います。」
時間は進み、戻りません。プロサイクリングも同様で、新しいシーズンが前途に待ち受けており、成長し光り輝くチャンスがあふれています。
サザーランド氏は次のように続けます。「今年はバランスが良いです。私たちにはハングリー精神、才能、若さそして経験があります。主要な選手が残り、フィリッポ、ヤン、マティアス、ロブという4人の若くてエキサイティングな選手が入りました。いずれも育成チームの出身者ですがマティアスは例外で、タレントIDキャンプで私たちを驚かせ、そのままプロチーム入りを果たしました。新人選手たちはチームのことを心得ており、既にチーム ノボ ノルディスクという家族の一員であり、私たちの人材育成制度の成果を証明する存在です。」
「経験豊富なリーダーたちは私たちの成績にとって重要であると同時に新人選手にとっても重要な存在です。アンドレアは相変わらず安定していて、新しいレーシングスタイルに意欲的です。ダヴィは昨年力をつけ、見事に実力を発揮しました。シャルルはキャプテン・マーベルの再来のような存在で、チーム ノボ ノルディスクを再び燃え立たせてくれることでしょう。」
2022年にはプロサイクリングの世界が過去2年間に新型コロナウイルスによって余儀なくされた規制から抜け出し、より多くのレースが開催され長いシーズンが到来します。チームの層の厚さが今シーズンの鍵を握りますが、チーム ノボ ノルディスクが世界中のチームプレゼンテーションやゴールで伝えているメッセージはこれからも変わりません。
サザーランド氏は次のように締めくくります。「私たちは長年にわたって世界にインパクトを与えています。私たちのミッションを達成するために結果は必要ありませんが、レースでインパクトを与えようと励む選手たちのハングリー精神を見ていると胸が躍ります。私たちのメッセージやミッションは独特なものですが、ひとたびスタートラインを切ったら、私たちの目標は他の選手たちと同じです。勝ちたいし、勝つためにここにいますし、勝つために私たちは全力を尽くします。」
「ブレイクアウェイから集団スプリントまで、2022年はチーム ノボ ノルディスクのジャージを見ることになるでしょう。糖尿病の変革を推進し、糖尿病の世界をひとつにまとめる象徴として私たちのジャージを示すとともに、次世代のヒーローたちに感動を与え大きな夢を持ってもらうことが私たちの目標です。」
2022年度の登録選手名簿
ハミッシュ ビードル 出身国 ニュージーランド
メディ ベンハムーダ 出身国 フランス
サム ブランド 出身国 イギリス
ロブ ソーレンス 出身国 ベルギー
ステファン クランシー 出身国 アイルランド
ルーカス ドージュ 出身国 フランス
ヤン ドゥナワインド 出身国 オランダ
ゲルト デ カイザー 出身国 オランダ
ヨーナス ヘンッタラ 出身国 フィンランド
デクラン アーバイン 出身国 オーストラリア
マティアス コペッキ 出身国 チェコ
ペーテル クストル 出身国 ハンガリー
ダヴィ ロサーノ 出身国 スペイン
アンドレア ペロン 出身国 イタリア
ローガン フィッペン 出身国 アメリカ
シャルル プラネ 出身国 フランス
ウンベルト ポリ 出身国 イタリア
フィリッポ リドルフォ 出身国 イタリア
チーム ノボ ノルディスクについて
チーム ノボ ノルディスクは、世界初の全員が糖尿病とともに生きるプロサイクリングチームです。2012年、チームのCEO 兼 共同創設者のフィル サザーランド氏とグローバルヘルスケア企業のノボ ノルディスクは、糖尿病とともに生きる人々を元気づけ、治療に積極的に取り組み、それぞれの人生の目標に向けて生きていくことを応援するという共通のミッションに基づき、チーム ノボ ノルディスクを創設しました。詳しい情報については、こちらをご覧ください。
※この内容は、2021年12月20日にチーム ノボ ノルディスクのウェブサイトへ掲載された記事の翻訳版です。