ケイトのことを聞いてすぐ、チーム ノボ ノルディスクは彼女にぴったりの場所だと思いました。
チーム ノボ
ノルディスク共同設立者 兼 CEO フィル サザーランド
ハンドサイクリングの世界チャンピオンであるケイト ブリムが、選手全員が糖尿病をもつ世界初のプロサイクリングチームに2023年のアンバサダーとして加わります。彼女はアメリカ人パラアスリートとして自身が取り組むスポーツの頂点に足早に駆け上がり、パラサイクリングの世界でさらなる成功を目指しています。
ブリムは初めてレースに参加した2年後に、国内レベルと国際レベルで瞬く間に成功をおさめ、現在はロードレースとタイムトライアルH2カテゴリー (障害の程度によって分類されるハンドサイクルのカテゴリー) の両方で世界チャンピオンに君臨しています。
CEOで共同設立者のフィル サザーランド氏は次のように述べています。「チーム ノボ ノルディスクというファミリーにケイト ブリムを迎え入れることができて非常に喜ばしい限りです。ケイトと彼女の素晴らしい経歴をご存じなければ、この記事を読んで彼女のことをもっと知ってください。私たちは、さらなる成功に向けて頑張っている彼女を応援するため全力を尽くします。」
「ケイトのことを聞いてすぐ、チーム ノボ ノルディスクは彼女にぴったりの場所だと思いました。我々のチームの選手たちは驚くべき経歴の持ち主ばかりですが、短期間に脊髄の事故、続いて1型糖尿病と診断されたケイトが、生活のみならずスポーツにおいても順応し前進する姿には畏敬の念を覚えます。」
ケイト ブリムは19歳のとき、通常の椎間板ヘルニア手術中に不幸な事故が起こり、脊髄を損傷しました。その後間もなく1型糖尿病と診断され、四肢まひの状態と付き合う術を学ぶことを余儀なくされました。
リハビリの一環として、車椅子ラグビーやハンドサイクリングなどの障がい者スポーツに参加し、その数年後の今、ブリムは自身のスポーツの世界で頂点に立っています。
ブリムは次のように述べています。「チーム ノボ ノルディスクに入団できてとても光栄です。学びと成長の過程にある私にとって、コミュニティはとても大切なものですし、私はチーム ノボ ノルディスクというファミリーの一員になれることを楽しみにしています。」
「私の人生の指針をまとめて言うのであれば、ウォルター アンダーソンの言葉から引用できると思います。『悪いことは起きる。それにどう対処するかで、自分の性格と生活の質が決まる。喪失の重みでがんじがらめになって、永遠の悲しみに沈みこむ生き方を選ぶこともできるけれど、痛みから立ち上がって、自分が授かった大切な贈り物を、すなわち人生そのものを大切にする生き方を選ぶこともできる』。」
ブリムは現在、チームUSAと一緒にヨーロッパに遠征しています。イタリアでの勝利でシーズンをスタートし、まもなく始まるベルギーでのレースに参戦する予定です。
サザーランド氏は次のように締めくくりました。「難易度の高いレベルのスポーツを始めて、すぐに成功をする人は滅多に見かけませんが、ケイトは、ハンドサイクリングとイタリアのマニアーゴで先ごろチームUSAと共にワールドカップ優勝を果たしました。2023年において彼女がやる気に満ちていることが分かります。」
※この内容は、2023年5月3日にチーム ノボ ノルディスクのウェブサイトへ掲載された記事の翻訳版です。