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今から100年前、糖尿病の診断を受けることは死の宣告に等しいものでした。しかし、1921年にインスリンが発見されたことで糖尿病は死に至る病から、ともに生きることができる病気に変わりました。
すべてはデンマークの生理学者アウグスト クロウから始まりました。
ある日彼は、妻、マリー クロウが偶然聞いた話から“インスリン”の存在を知ることとなります。そしてマリーの主治医であるハンス クリスチャン ハーゲドンとともに治療薬をつくろうと奔走しますが、どうしても資金が足りません。そこで、製薬工場を経営するアウグスト コングステッドと契約し、3人はデンマーク初のインスリン製薬会社であるノルディスク インスリン研究所(現ノボ ノルディスク)を支援する財団の創設に着手します。