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第二次世界大戦が終わると世界市場は再開し、ノボ社は新しい時代に突入します。
1935年から毎年、弟のトーバルは企業理念を掲げて従業員へスピーチを行い、会社をひとつにまとめていました。その内容は、会社の野外親睦会やボーナス制度、土曜日を休日とすることや児童手当などです。これらの兄弟が社会に対する考え方を反映したものは、従業員の献身的な姿につながっていました。
戦後、インスリンの販売により巨額の利益が得られた一方で、デンマーク政府への支払いが痛手となっていた中、全く新しい事業が始まります。そして、ある開発に成功し、インスリンと同様の売上を達成したのです。他にも彼らは、さまざまな製品を売り出していきました。
そして、ノルディスク社のインスリンを上回ろうと研究し続けた結果、ついに1953年に亜鉛を使った新しい持続型インスリン製剤「レンテ」の開発に成功し、これが世界中で圧勝したのです。
ここでは、ペダーセン兄弟が業界の頂点を飾るまでの経緯について語られています。