レッツ チャレンジ！インスリンクイズ【第1問】

b.　イヌ

1921年、カナダ トロントの外科医フレデリック バンティング博士と、その助手でトロント大学の学生チャールズ ベストは、トロント大学のジョン マクラウド教授とともに膵臓ホルモンが糖尿病の症状を改善させることを突き止めます。その仮説に基づき、イヌの膵臓から抽出したインスリンを糖尿病のイヌに投与しました。するとイヌの血糖が200mg/dLから110mg/dLにまで低下するという結果が得られました。つまり、膵臓の抽出物には何らかの血糖値を下げる物質があることがわかったのです。そして、この抽出物がアイレチン（インスリン）と名付けられました。これが「トロントの奇跡」と呼ばれるインスリン発見の瞬間です。