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【第4問】1980年代に高純度で大量生産が可能となったのは、次のうちどのインスリン製剤ですか?
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第4問目の問題は、量産が可能になったインスリンについてです。
【第4問】1980年代に高純度で大量生産が可能となったのは、次のうちどのインスリン製剤ですか?
a. ヒトインスリン製剤
b. GLP-1 アナログ製剤
c. 新世代のインスリンアナログ製剤
d. インスリンアナログ製剤
正解は…。
a.ヒトインスリン製剤
1980年代になり遺伝子組換え技術が登場し、ヒトの体内で産生されるものと同一のインスリン製剤の供給が可能になりました。
この技術を用いて作られた最初の治療用タンパクは「ヒトインスリン製剤」として知られるようになりました。これは、動物の膵臓の供給に依存せず量産化が可能であるとともに、ヒトの体内で産生されるインスリンと同一であったことから、アレルギー反応などの副作用が激減するなど動物由来のインスリン製剤よりも大きな利点があると受け止められました。
このヒトインスリン製剤とその産生技術は、インスリン治療における数十年にわたるイノベーションの道を開きました。
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