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レッツ チャレンジ!インスリンクイズ【第5問】

楽しみながら答えるだけで、あなたもインスリン博士になれる!?

クイズは全部で10問あります。ヒントはこのインスリン発見100周年ウェブサイトのコンテンツに隠れているかもしれません。ぜひ挑戦してみてください!

第5問目の問題は、スカンジナビア諸国におけるインスリン生産についてです。

【第5問】 糖尿病研究の最重要拠点ともいわれるステノメモリアル病院のあるスカンジナビア諸国(デンマークを含むヨーロッパ北部)では、インスリン製剤の生産はいつ開始されましたか?


a. 1921年

b. 1923年

c. 1936年

d. 1973年

 

正解は…。

正解をみる

b. 1923年


1922年秋、コペンハーゲン大学のアウグスト クロウ教授は、カナダで1921年に発見されたインスリンによる糖尿病治療が行われていることを知り、代謝疾患を研究する医師であり、重度の糖尿病があったマリー夫人とともに、カナダのトロントに向かいました。

そこで、インスリン発見によるノーベル生理学・医学賞を受賞したジョン マクラウド教授に会い、デンマークでインスリン製造を行う許可を得たのです。

マクラウド教授から製造許可を受け、デンマークに戻ったクロウ教授は、デンマーク コペンハーゲンの開業医ハンス クリスチャン ハーゲドン博士とともに、製剤化へ向けた研究に取り組みます。

そして、1922年冬、牛の膵臓から少量のインスリンを抽出することに成功します。翌1923年春には、そのインスリンを治療に使うようになりますが、全ての患者に有効とは言えませんでした。

さらに研究を重ねるため、二人は、新しい場所 (ノルディスク インスリン研究所) に移ります。そこで、デンマーク初のインスリン製剤「インスリン レオ」が発売されました。常に安定したインスリン製剤をつくることに苦戦しながらも、その標準化に取り組み、成功したのです。

世界におけるインスリンの製剤化は、カナダのトロント大学に始まり、次いで、アメリカのイーライリリー社、そしてヨーロッパでは、このノルディスク インスリン研究所が最初でした。これがスカンジナビア諸国におけるインスリン製剤製造の始まりです。

インスリンクイズ

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