3 min. read
身体の柔軟性を高めよう-肩甲骨を動かす-
NO.18
肩甲骨を動かす効果の解説と、座ったままできる肩甲骨を動かす運動を紹介します。
肩が動く仕組み
肩の動きはとても複雑で、背中の両側にある羽のような骨(肩甲骨)と上腕骨、鎖骨が重要な役割を果たしています。3 つの骨は多くの筋肉でつながっていて、これらの筋肉が連動して肩を動かしています。
肩こりと五十肩
肩こりは首の周囲の痛みで首こりとも言われ、頭や首のまわりが重くなります。東京女子医大東医療センター整形外科の神戸克明先生の調査では、肩こりの原因の約60%は肩関節自体の痛みでした。
肩こりと五十肩は基本的には別の病気で、五十肩は肩の痛みに腕の動きの悪いことを伴います。五十肩は中高年で最近増加しており、現代病とも言われています。50歳ぐらいになると肩甲骨の突起(肩峰:けんぽう)に「骨のとげ」ができてこすれ、傷となり、その傷が治りにくい人が増えてくるようです。筋肉が骨に付着する部分を腱板(けんばん)といいますが、骨に付着している数ミリのところは、もともと血行が悪いため、肩こりの原因と考えられています。
参考 http://www.twmu.ac.jp/DNH/mce/seikeigeka/kata/
肩甲骨を動かす体操
● 腰はそらさないで、背筋を伸ばします。
2. 両肘を3秒かけて、斜め後ろに引きます。
● 肩甲骨同士を背中の中心に引き寄せたら7 秒間保ちます。
3. 1~2 を10回繰り返します。
肩甲骨を動かして血行をよくし、肩こりを予防しましょう。肩甲骨の動きがよくなると、
肩が楽になり、背中もすっきりして、仕事の能率も上がることでしょう!
監修 東京女子医科大学糖尿病センター
岩﨑 直子
監修 内潟 安子 [創刊によせて
]
東京女子医科大学
東医療センター 病院長
編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
アイウエオ順
JP23DI00120