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レッツ・ロコトレ

「フレイル」を遠ざけましょう

NO.20

以前に比べ、体力が落ちたなと感じたことはありませんか。
まだ健康は維持できているけれど、体力や気力が低下し、体が弱ってきた状態を「フレイル」と呼びます(図)。フレイルの状態が続くと、将来、支援が必要になる危険があります。しかし、適切な心がけでフレイルを予防すれば、健康寿命を延ばすことが期待できます。

次の①~⑤があると「フレイル」の可能性があります。

① 力が弱くなった(握力の低下)

② 活発に活動することが少なくなった

③ 歩く速さが遅くなった

④ 疲れやすい

⑤ 体重が減った

 

 

  「フレイル」の予防や、「フレイル」から回復するためのポイント


● 身体活動量を増やすように心がけましょう。
・掃除や洗濯、草木の手入れなど、家の中でも小まめに動くようにしましょう。
・きつい運動ではなく、日々の活動量を増やすことも大切です。

●バランスの取れた食事を摂りましょう。
・たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂りましょう。

● 外出をしましょう。
・家の中に閉じこもらず、外出してみましょう。
・外出は運動だけでなく、気分転換や地域との繋がりにもなります。

 

東京女子医科大学糖尿病センター 中神 朋子
埼玉県済生会栗橋病院 糖尿病内科 栗田 守敏

監修 内潟 安子 [創刊によせて ]
東京女子医科大学
東医療センター 病院長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
アイウエオ順

 

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